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建築家 潤 の『独断と偏見』

「酔龍の独り言:その048」

        [ 異常な値上がりを続けている株価に一言 ]

 業務が忙しくて今月も先月末までにブログの更新が出来なかったことをお詫び致します。
本日やっと依頼されていた案件の一つを解決しましたので更新に臨みますが、まだまだ多くの依頼を受けているので、更新が伸び伸びの状況になりそうです。

 さて、現在本当に「異常な株高」が続いていて、テレビ・新聞ではその原因や今後の見通しなどを、その道?の専門家達が盛んに喚いているようですが、そもそも株価の本当の意味が解かっていれば、このような事態は起こらないはずであるが、欧米化した日本人の心の中に「物と金」ばかりが大きく膨れて居座るようになってからは株価が完全に投機対象になってしまっている。
 本来の株価の仕組みはその会社が保有する「余剰金」や「設備機器を含めた不動産価格など金銭に換算できるもの全て」の総額を発行株数で割った金額でなければならないものなのです。
ただ、製薬会社などで「開発中である夢のような新薬が完成目前である」などの情報や、ある企業で「世界中から欲しがられるような特許の取得」などが予想されると、近未来の莫大な利益が想定されるので株価が上昇するなどと言うことはありますが、今回の異常な株高はそのような事案が無くて株価が上昇しているから「異常」なのです。
 誰かが今以上にまだ株価は上がると思って、高値でも株を買わなければ株価が上がることはありません。だから今の株売買は「投機」なのです。
 もうこれは、かつてのバブルの時に起こった異常な株高と土地価格の上昇と何ら変わりはありません。人は経験を糧にできない愚かな生き者(物かな?)だと自らが証明しているようなものだと思えます。
 そもそも株の売買は商取引ではないのだから、誰かが大きく儲けたということは、いずれ誰かが同じ額だけ大きく損をした人が出るということになるのですが、投機をする人は誰も自分が損をする方の側にはならないと思ってやっているのだから始末が悪い。
 まあ全て「欲」から発した事柄なので如何ともし難いことではありますが、現在では政府がその主導をしているから始末が悪い。
 それはNISA(ニーサ)と呼ばれている「投資」であるが、「投資」も「投機」も言葉が違うだけで中身は同じ博打である。
更に悪いことに、政府はNISAによる利益が一定額以内なら非課税にしてあるからと、国民に向かってNISAを行うように煽っていることである。
昔から日本には「働かざる者食うべからず」の諺がありますが、今の日本の政府は「働く者には課税を!博打で稼ぐ者には褒美を!」へと諺を変えているようです。
 しかしこれが政府の本質であるのなら、どういったことなのか深く考えもせずに出した方針なのだろうから、官僚と議員の知性が知れるというものである。
 極端な例にして考えてみれば直ぐにわかることで、農作物を作っている農家や畜産業に携わっている方達に、魚介類を捕ったり、養殖したりしている第一次産業に従事している人達が、株で稼いだ方が楽で良いからと・・・と考え始めたら、社会の根底が崩れてしまうことになる(現実にはそのようなことは起こらないと思いますが)要素を含んだNISAなるものを褒美まで付け主導してどうする・・・ですよね。
 しかし何故現実にはそのようなことが起こらないかと言うところに、人としての本質が潜んでいるのだけれど、霞が関や永田町に席を置く人にはこれが理解できないから、いつまでたっても日本の国が良い方向へ向かわないのである。
 欧米人にとって「仕事をする=金を稼ぐ」ことであって、まずこれ以外にはない。
いや欧米人だけでなく中国・朝鮮も恐らく同じであろうと考えている。
日本人だけが「仕事をする=自分の能力を高め、心を磨く・(他の人の為になっているので)喜びや幸福感が持てる・矜持を持ってやっている」などの意識を持って仕事をしている人がいる世界で唯一の民族である。
 このように気高き心持っている日本人を貶めるような方向へと平気で導き金銭の損得で煽るお偉い方々ばかりで、本質が見えていないのだから少子化問題・政治資金問題・年金問題・1000兆円を超える国債の返済など山積みの課題など全て金で片が付くと思っているから、いつまで経っても解決など出来るわけがない。
 確かに金だけで片が付くこともこの世には多くあるが、年金の余剰金を株で運用して出た利益は年金の支給額には還元されず、何処となく消えてゆき、損益を出せば国民に年金の保険料を値上げするのだから国民が政府や官僚を信頼できるはずもなかろう。
 このようなことばかりを東大を出た優秀な頭脳が考えているのだから、それを知っている国民は何を、誰を信頼して将来を見据え子供を産めばよいのか?若い人が支払っている社会保険料(年金)は先では破綻することが判っていても少子化のせいにして対策をしない。
かつて恐ろしい額の年金をドブに捨てた官僚達へのお咎めもしないのだから、法がどのようにあろうと国民が将来の為に支払った金ですよ!国民の心には言いようもない不信感が大きく膨れてしまっているので、わずかな金を貰ったくらいでは子供を産み育てる気など起こるまい。
足元と本質を疎かにして、口先で上手く誤魔化し、目先の僅かな金を配ることで諸問題を解決しようとしているのだからお粗末極まりない。
霞が関や永田町に席を置く人の耳には心が付いてないんだよね。




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コメント

ありがとうございました。

その048 の コメントではなく申し訳ありません。
潤先生の「酔龍に独り言」は、歯に衣着せぬ
力強い文章で、痛快で、「そうだ、そうだ」と相槌を打ちながら、読ませていただいております。
ずっと影の一ファンとして、コメントはあえてせずにおりました。
しかしながら、昨年10月8日に、谷村新司さんがご逝去されたことを受けて、潤先生のことが、頭から離れず連絡したくなったのです。
どうしようかと迷いつつ、半年余り過ぎてしまいました。
わたしは以前、潤先生の事務所で学ばせていただいた者です。
仕事の厳しさ、段取り、考え方、ワクワクする楽しさを教えていただきました。
その後のわたしのお仕事のみならず、生き方の土台になっています。
ありがとうございました。
何十年も経って、やっとお礼が云えました。
これからも、ご活躍を楽しみにしております。
潤先生、お身体 ご自愛ください。

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