「酔龍の独り言:その027」
2022-06-22
[ 脱炭素社会の二 ]
そこで、電気が無ければ生活が出来ないようになってしまった現在の社会において、大きな問題が山積している中とは言え、発電に関しての最良策が見つからない状況下でありながらも私達市民が出来ることでは何があるかを考えてみた。
ざっと思いつくだけでも余りにも多くがあり、数枚に及ぶページになりそうなので、掻い摘んでお伝えしてみたいと思います。
私は建築設計を生業にしているので建物に関することで言わせてもらえれば、まず①マンションなどの共同住宅に於いて、屋外のアプローチと玄関廻り・屋外階段や屋内階段に加えて開放廊下の照明が常時点灯や常夜灯となっていて、不要と思われる照明が明々と灯されて電気を垂れ流している(これらは熱感知や煙感知のスイッチに連動させれば解決できるのだがねぇ。また中には法をも変えなければならない難題が含まれてはいるけれど工夫は出来ると思っていますが、硬い頭脳の官僚が相手ですから・・・)。
②誰も使用していないのに廻り続けているエスカレーター(事故などを考慮してのことだと思われるけれど、ある意味過保護となっていないか。中には人を感知して作動する連動型もあるようではあるが、まだ工夫が出来るのではと思っています。)
③新しく出来た「建物省エネ法(建築基準法です)」による建物内の断熱能を高め密閉化を促進してエネルギー効果を高め、熱損失を少なくする(これではエアコンの冷暖房を使いたい放題でいいよと言っているようなもので、節電を推奨しているわけではないように思える)。
そして、その反面「24時間換気(これも建築基準法です)」の法がそのまま残っていて
ハウスシック症候群対策と石油やガスによる暖房時の一酸化炭素・二酸化炭素中毒の防止の為に換気扇による換気を義務付けられている。
つまり「断熱性能を高めた高気密化の建物にしろ!」と法で定めながら、一方では「健康のために十分な換気を行え!」と法で縛っていて、まるで股が裂けるような法律が同居しているのだからねぇ東大を出た優秀な頭脳が考える内容がこの程度では笑ってしまう。
またゴミに関して言えば「生ゴミ」の処理は焼却炉で焼却処分しているので、水分を多量に含んだ野菜の切れ端や果物の皮などを完全に焼却するには大量の石油を必要とする事位は少し考えれば主婦だって想像がつくというものであるが、殆どの人は何ら処理を施さないまま生ゴミとしてゴミ置場に搬出しているようである。
私事で恐縮ではありますが、私の省エネ・節電生活の一端をご披露させてもらいます。私は生ゴミを全てバルコニーで乾燥させてから後に可燃物としてごみ出しをしています(この方法はかつて新聞の投書欄で見つけて直ちに納得し、それ以来ずっと続けています)。
5月の下旬から10月の下旬頃までは直射日光が半日以上当たればバナナやオレンジの皮など、からからに乾いて重量を感じないほどに軽くなりますから、焼却するに少ない石油で済むであろうと思います。
乾燥用の受け皿には100円ショップで購入した30㎝×50㎝ほどの大きさのプラスチック製のトレイを利用して日の良くあたる場所に置いておくだけである(ただし冬場と雨降り曇天時は乾燥がとても遅く乾燥用トレイが数枚必要になります)。
本来生ゴミは土に埋めて処理するのが最良の方法(土の中のバクテリアがタンパク質を分解して肥土にしてくれます)なのですが、マンション住まいではそれが叶わないので、不本意ながら乾燥に頼るほか術が無いのです。
それでも日本中の主婦達が同じことをしてくれれば多くの熱量と二酸化炭素の排出を減らすことが出来ると思いますよ。
その他ではエアコンは夏場の就寝時に1時間程利用するだけで、冬場に使うことはありません。
私の生活の主流は座椅子を併用した炬燵派(大きめの炬燵1.8m×0.75mを家具職人さんに造ってもらい使用しています)なので、食事・読書・テレビ観戦・洗濯物たたみ・アイロン掛けなどにも使用していますから椅子を使用しない分、部屋が広く使えています。
通年して私の一ヶ月の電気代は冬場が二千円前後で夏場が三千円前後です。
皆さん驚かれますが、こまめに電気は入り切りをしていますし、無駄な電気は使用しません(特に洗濯の乾燥機は浴室の機能の一部として取り付けられていますが使用したことはありませんし、食器乾燥機も装備されていますが一度も使用したことはありません)。
洗濯物は天日干しを基本としていますが、降雨時や曇天時は止むを得ず室内干しにしています(自然の恩恵を受けているので一年を通して梅雨時期が一番辛い季節です)。
ガス代にしても電気代と同じで冬場が三千円前後で夏場が二千円前後です。
もう一つありまして、それはガス給湯器の使い方です。
お湯を使う時には給湯菅に残っている最後のお湯も無駄にしません。
給湯器の電源を切った後も給湯器から蛇口までの給湯管の中にはお湯が残っています。
お湯を使いながら後どの位でお湯が不要になるか・・・を見定めてから、給湯器の電源を切ります。
そうすると、給湯管に残っているお湯を使い切ることが出来ます(私の場合は約五秒間)。
一日僅か五秒ですが月にすれば150秒になり1年間にすると1800秒(30分)になるので、この工夫を怠れば蛇口から出ているお湯を30分間も垂れ流していることになりますから、これを考えると誰でも無駄だと思うでしょう。
高々一日五秒のちょっとした気配りで外国から輸入している天然ガスや石油を節約でき、地球温暖化防止に貢献できることになります。
私は吝嗇家ではありませんが、無駄が大嫌いなので、会社も自宅も肌理細やかな気配りをしながら無駄の無い生活を心掛けているだけです。
結果的には僅かなことかもしれませんが地球温暖化防止に役立っていると思っています。
雑学を一つ
私の朝食は果物だけで季節の果物を数種類少しずつ頂いています。
林檎や梨・桃は1個を7回に分け、苺や枇杷などは1粒か2粒、トマト・西条柿・柑橘類は半分、バナナも半分、メロンの部類は1週間で食べ切り、サクランボは数粒で、葡萄類のデラウエアは1房を半分にし、巨峰・マスカットの類は5~6粒を食するようにしているので、必然的に毎朝生ゴミが出るのです。
余談ですが果物は柑橘類・バナナ・葡萄にメロンの類を除いて全て皮と一緒に食しています。
果物の一番美味しいところは実と皮の間だそうで、食べて一番美味しい時期は腐る一歩手前が定説のようです。
ある葡萄(巨峰)生産農家を営む方の話とその映像をテレビで観ました。
「葡萄が一番美味しいのは実と皮の間でのぅ~こうやってわしらは食べよるんじゃ」と言いながら葡萄を口に運びモゴモゴさせて皮と身を葡萄畑に吐き出した。
前回書きました、使用不能になった太陽光発電の産業廃棄物ですが、最近では発電用のガラス表面に付着している重金属(?)などの有害物質を除去する企業の紹介が週刊誌の記事に出ていました。
現在これらを処理できる企業はとても数が少なく、除去処理には多くの時間が必要だから太陽光発電の廃材が敷地内に山積み状態となっているとの記事内容だったので、一日も早く根本的な処理方法開発や処理工法の改良が待たれます。
文がやたらと長くなってしまい何が本質なのか解かり難い内容になってしまったことお詫びいたします。
そこで、電気が無ければ生活が出来ないようになってしまった現在の社会において、大きな問題が山積している中とは言え、発電に関しての最良策が見つからない状況下でありながらも私達市民が出来ることでは何があるかを考えてみた。
ざっと思いつくだけでも余りにも多くがあり、数枚に及ぶページになりそうなので、掻い摘んでお伝えしてみたいと思います。
私は建築設計を生業にしているので建物に関することで言わせてもらえれば、まず①マンションなどの共同住宅に於いて、屋外のアプローチと玄関廻り・屋外階段や屋内階段に加えて開放廊下の照明が常時点灯や常夜灯となっていて、不要と思われる照明が明々と灯されて電気を垂れ流している(これらは熱感知や煙感知のスイッチに連動させれば解決できるのだがねぇ。また中には法をも変えなければならない難題が含まれてはいるけれど工夫は出来ると思っていますが、硬い頭脳の官僚が相手ですから・・・)。
②誰も使用していないのに廻り続けているエスカレーター(事故などを考慮してのことだと思われるけれど、ある意味過保護となっていないか。中には人を感知して作動する連動型もあるようではあるが、まだ工夫が出来るのではと思っています。)
③新しく出来た「建物省エネ法(建築基準法です)」による建物内の断熱能を高め密閉化を促進してエネルギー効果を高め、熱損失を少なくする(これではエアコンの冷暖房を使いたい放題でいいよと言っているようなもので、節電を推奨しているわけではないように思える)。
そして、その反面「24時間換気(これも建築基準法です)」の法がそのまま残っていて
ハウスシック症候群対策と石油やガスによる暖房時の一酸化炭素・二酸化炭素中毒の防止の為に換気扇による換気を義務付けられている。
つまり「断熱性能を高めた高気密化の建物にしろ!」と法で定めながら、一方では「健康のために十分な換気を行え!」と法で縛っていて、まるで股が裂けるような法律が同居しているのだからねぇ東大を出た優秀な頭脳が考える内容がこの程度では笑ってしまう。
またゴミに関して言えば「生ゴミ」の処理は焼却炉で焼却処分しているので、水分を多量に含んだ野菜の切れ端や果物の皮などを完全に焼却するには大量の石油を必要とする事位は少し考えれば主婦だって想像がつくというものであるが、殆どの人は何ら処理を施さないまま生ゴミとしてゴミ置場に搬出しているようである。
私事で恐縮ではありますが、私の省エネ・節電生活の一端をご披露させてもらいます。私は生ゴミを全てバルコニーで乾燥させてから後に可燃物としてごみ出しをしています(この方法はかつて新聞の投書欄で見つけて直ちに納得し、それ以来ずっと続けています)。
5月の下旬から10月の下旬頃までは直射日光が半日以上当たればバナナやオレンジの皮など、からからに乾いて重量を感じないほどに軽くなりますから、焼却するに少ない石油で済むであろうと思います。
乾燥用の受け皿には100円ショップで購入した30㎝×50㎝ほどの大きさのプラスチック製のトレイを利用して日の良くあたる場所に置いておくだけである(ただし冬場と雨降り曇天時は乾燥がとても遅く乾燥用トレイが数枚必要になります)。
本来生ゴミは土に埋めて処理するのが最良の方法(土の中のバクテリアがタンパク質を分解して肥土にしてくれます)なのですが、マンション住まいではそれが叶わないので、不本意ながら乾燥に頼るほか術が無いのです。
それでも日本中の主婦達が同じことをしてくれれば多くの熱量と二酸化炭素の排出を減らすことが出来ると思いますよ。
その他ではエアコンは夏場の就寝時に1時間程利用するだけで、冬場に使うことはありません。
私の生活の主流は座椅子を併用した炬燵派(大きめの炬燵1.8m×0.75mを家具職人さんに造ってもらい使用しています)なので、食事・読書・テレビ観戦・洗濯物たたみ・アイロン掛けなどにも使用していますから椅子を使用しない分、部屋が広く使えています。
通年して私の一ヶ月の電気代は冬場が二千円前後で夏場が三千円前後です。
皆さん驚かれますが、こまめに電気は入り切りをしていますし、無駄な電気は使用しません(特に洗濯の乾燥機は浴室の機能の一部として取り付けられていますが使用したことはありませんし、食器乾燥機も装備されていますが一度も使用したことはありません)。
洗濯物は天日干しを基本としていますが、降雨時や曇天時は止むを得ず室内干しにしています(自然の恩恵を受けているので一年を通して梅雨時期が一番辛い季節です)。
ガス代にしても電気代と同じで冬場が三千円前後で夏場が二千円前後です。
もう一つありまして、それはガス給湯器の使い方です。
お湯を使う時には給湯菅に残っている最後のお湯も無駄にしません。
給湯器の電源を切った後も給湯器から蛇口までの給湯管の中にはお湯が残っています。
お湯を使いながら後どの位でお湯が不要になるか・・・を見定めてから、給湯器の電源を切ります。
そうすると、給湯管に残っているお湯を使い切ることが出来ます(私の場合は約五秒間)。
一日僅か五秒ですが月にすれば150秒になり1年間にすると1800秒(30分)になるので、この工夫を怠れば蛇口から出ているお湯を30分間も垂れ流していることになりますから、これを考えると誰でも無駄だと思うでしょう。
高々一日五秒のちょっとした気配りで外国から輸入している天然ガスや石油を節約でき、地球温暖化防止に貢献できることになります。
私は吝嗇家ではありませんが、無駄が大嫌いなので、会社も自宅も肌理細やかな気配りをしながら無駄の無い生活を心掛けているだけです。
結果的には僅かなことかもしれませんが地球温暖化防止に役立っていると思っています。
雑学を一つ
私の朝食は果物だけで季節の果物を数種類少しずつ頂いています。
林檎や梨・桃は1個を7回に分け、苺や枇杷などは1粒か2粒、トマト・西条柿・柑橘類は半分、バナナも半分、メロンの部類は1週間で食べ切り、サクランボは数粒で、葡萄類のデラウエアは1房を半分にし、巨峰・マスカットの類は5~6粒を食するようにしているので、必然的に毎朝生ゴミが出るのです。
余談ですが果物は柑橘類・バナナ・葡萄にメロンの類を除いて全て皮と一緒に食しています。
果物の一番美味しいところは実と皮の間だそうで、食べて一番美味しい時期は腐る一歩手前が定説のようです。
ある葡萄(巨峰)生産農家を営む方の話とその映像をテレビで観ました。
「葡萄が一番美味しいのは実と皮の間でのぅ~こうやってわしらは食べよるんじゃ」と言いながら葡萄を口に運びモゴモゴさせて皮と身を葡萄畑に吐き出した。
前回書きました、使用不能になった太陽光発電の産業廃棄物ですが、最近では発電用のガラス表面に付着している重金属(?)などの有害物質を除去する企業の紹介が週刊誌の記事に出ていました。
現在これらを処理できる企業はとても数が少なく、除去処理には多くの時間が必要だから太陽光発電の廃材が敷地内に山積み状態となっているとの記事内容だったので、一日も早く根本的な処理方法開発や処理工法の改良が待たれます。
文がやたらと長くなってしまい何が本質なのか解かり難い内容になってしまったことお詫びいたします。
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