FC2ブログ

建築家 潤 の『独断と偏見』

「酔龍の独り言:その003」

 広島は入梅宣言から2週間が経とうとしているのに、雨は降らずに晴天が続き、ダム貯水量は二割を下回る状況下となり、今後渇水が起こりそうな気配の中、数日前から夏が来たかと錯覚した蝉まで鳴き始めました。
七十年近く人生を歩んできましたが、今まで経験の無い初めての気候を体験しています。
 
さて、もう報道者達は過去のことのように報道をしなくなりましたが、忘れかけた頃に、何かを言いたくなるのが、本ブログの特徴なので、今日はこの話題から。
香港の「逃亡犯条例」の改正(悪?)に対して市民が引き起こした大規模なデモです。
恐らく容疑者の段階から「身柄の引渡し」を中国政府にまで対象国を拡大したことによる恐怖と不安が起こした結果であることは明らかであるが、何故そうなる?と問われれば、中国政府は正当な裁判を行わないからに決まっている。
中国共産党による裁判は、理不尽で惨い判決結果を出していることを世界中の人が知っているし、その判決内容は良識に基づいたものではないことも知っているからに他ならない。
小さな国でこれほどの大規模なデモは史上初と言ってもよいのではないかと思えるほどだが、日本で国会議事堂に相当する建物に乱入して肖像画や壁にスプレーでイタズラをしている映像を見たが、この程度で治まっているのは、やはりアジア民族が持つ特性であろうと想像する。
欧米ならこれに混じって起こるのが略奪行為だが、これは一件も報道されなかったように記憶する。
これで判るように市民全体が良識的であり、ただ単に政府の方針に対しての怒りが爆発した、少し行きすぎた部分のあった結果であろうと推測できる。
しかし、その結果、行政長官はこの行為を「暴力的な行為であり、非難する」の声明を出したけれど、そこだけを捉えれば確かに暴力的行為に該当するが、立場を変えてみれば、政府が行おうとしていた「逃亡犯条例」は市民に対して明らかな「暴力的行為」ではないのかと言ってもおかしくはあるまい。
権力と力を持たない一般市民が政府の横暴に対して訴える手段としてのデモを行っていた中で、群集心理に捕らわれ多少興奮した一部の人によって起こった突発的軽微な破壊活動と思われる行為をみて、これほどまでに反感を買っているのかと反省もせず「暴力的な行為であり、非難する」は市民を市民と捉えていない証拠でもあろう(何処の国の為政者も同じ資質か・・・と寂しくなる)。
略奪行為も無く死傷者を出していることも無いようですから、真に「法改悪」を止めたかっただけであることは容易に想像がつくけれども、強大な軍事力を持つ中国政府から押し付けられた台湾政府にとっては断ることも出来ず、対抗する術も無かったのであろうと思えば気の毒でも有るが、若しこのデモを中国政府の圧力に対抗する手段として台湾政府が裏で糸を引いていたとしたら、見事!と言わざるを得ないが、実際のところどうなのでしょうかねぇ。

日本では参議院の選挙活動が始まり、早朝より雑音が街中に鳴り響き、暑い上に鬱陶しいことこの上ない季節となってしまいましたが、どうやら争点は消費税と年金のようです。
与党を代表して総理は「年金に具体的な案を示さず、野党は国民に対して不安ばかりを煽っている」と言い、その解決手段は「強い経済を作れば年金の財源も守ってゆけるし、年金も増やせる」と言っていた。
優等生的な内容ではあるが、これも詭弁に近く総理だって「具体的な案」は出していない。
案として言葉に出した「強い経済」とは具体的な案ではなく、抽象的な表現であって、どのようにすれば「強い経済」に出来るかを言葉にするのが具体案である。
このように言葉巧みに国民を煙に巻く手法は見事の一言に尽きるが、なに!年金問題などの解決は簡単なことですよ。
過去に官僚が無駄使いで無くした年金10兆円を官僚の給与と退職金で補填させることに加え、無駄使いの温床となっている天下り先を全廃すれば一気に片付くことです。
勿論のこと責任は大きく国会議員にもある訳だから同じ様に議員定数削減に加え与野党を問わず歳費を減らして、国民に対して責任の一端を明確にすること以外にないではないか。
口でもって言葉巧みに国民の意識を逸らして、都合よく誘導し、ちゃっかり議員年金を復活させようとしているようでは、その性根に賎しさに反吐が出そうである。

 野党などはもっと滑稽で、「蓄えが2000万円無くとも安心して暮らしてゆける社会に一歩も二歩も進めて行ける・・を目指して選挙を戦っている」とはこれ如何に・・でしょう。
お粗末極まりない内容で、党首の発言とは思えないほどに酷く、概念論にもなっていない空論に近いものである。

最後にもう一つ、とても良い話を最近ある方から聞きましたのでお伝えします。
ロシアで学校の先生をしている非常に日本語が堪能な方(ロシア人ですよ)と食事をした時のこと、その人が「日本の学校教育は一体どうなってしまったのですか?」と聞いてきたそうです。
ロシアでは以前の日本の教育を見習い「黒板の横には、先生とご両親を敬いましょう」「年下の生徒や弟妹を労わりましょう」などの文章が箇条書きで掲示されていて、毎朝生徒全員で斉唱していると言うのです。
そして、先生が教室に入ってきた途端、生徒全員が起立し、挨拶をした後、先生の「着席」の声が出てから座るそうです。
私達団塊の世代がかつて学んでいた小学校の教室を思い出しました。
今の日本は本当に良い方向に向かっているのでしょうか・・・疑問だらけの日本国を大きく舵を切り直す指導者を待たなければ、最早この国の未来など無かろうと暗澹とした気持ちになりました。




ブログランキングに参加しています。賛同して下さる方はクリックをお願いします→ クリックをお願いします


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://junblog241224.blog95.fc2.com/tb.php/296-b45f7eaa

 | HOME | 

文字サイズの変更

ブログ内検索

FC2カウンター

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

プロフィール

潤の『独断と偏見』

Author:潤の『独断と偏見』

カテゴリー

Template by たけやん