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建築家 潤 の『独断と偏見』

日本文化の素晴らしさ その17 ~差別用語 その2~

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 前回お伝えしたように、「差別用語」と言われている「言葉」を仮に他の言葉に置き換えてみたところで、本質が変わるわけでもない。言葉を換え、表現を少し上品(?)にしたところで、反ってそのものを判りづらくしたり、誤解を生じることもあろうかと思う。

「盲」や「聾」などは、一文字で人の身体の異常を相手に伝える文字(言葉)で、これは日本の文化である。

そのことを伝えられた人は、その人の身体の異常を的確に把握できたわけだから、以後その人に会う機会が生じた時には、いたわりや配慮をもって接することが出来る。それを「視力障害者」や「聴力障害者」と伝えたのでは、異常の程度がさっぱり掴めない。

 ここで今、私が「異常」と書いたのは訳がある。「差別」とは同じものを異なったものとして扱えば「差別」であり、異なったものを同じものだとすれば、これも「差別」だと前回書いた。

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日本文化の素晴らしさ その16 ~差別用語 その1~

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 「差別用語」という言葉を耳にするようになったのはいつの頃からであろうか。記憶する限りでは、私が社会人になった頃はまだ耳にしたことはないので、ここ二十数年程前からではないかと感じていて、ちょうどその頃「同和」に関することがよく新聞紙面を賑わしていたような気がしている。

前回のWEB日記40「外来種」の中で私は「百姓」という文字を使ったのだが、私のWEB日記観察者のある方から「今“百姓”は差別用語になっている」とのご指摘を受けた。
当然私も差別用語として扱われていることを知っていて敢えて使ったことであり、次のWEB日記の題材に・・・との思いがあってのことだとお伝えしたら、「どのように書くのか楽しみにしている」と言われたのだが、ご希望に添えるかどうか・・・。

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日本文化の素晴らしさ その15 ~外来種~

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 外来種の意味は、外国に生息している動植物が何らかの理由で日本に持ち込まれ、生息・増殖をしていることを指していることのようだ。

実はこの外来種の中に「ブルーギル」という魚がいる。姿は海タナゴに似ていて、鱗が少し大きくて青みがかった色をしている魚だ。この魚、私が大学生の時、既に山口県の片田舎の小さなダムに生息していた。

私は魚釣りが好きだということは以前お話ししたと思いますが、海釣りだけではなくて、小中学生の頃は、ため池や川で鮒や鮠(ハヤ)を釣って遊んだものです。

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日本文化の素晴らしさ その14 ~かすれ その2~

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 前回は「かすれ」についてでしたが、文が長くなりすぎるので「かすれ」のなかで最も大事なものを、まだお伝えしていません。今日はその補足をさせてもらいます。

それは何かというと「書」なのです。実を言うと「書」は単独の主題で取り上げたいと思っていたのですが、「かすれ」が絡んでくるので続編にしました。

 「書」(しょ)は欧米には無いと確信しています。以前にお伝えしたように、私はABC・・・は単なる記号の一種だと思っていますし、韓国のハングル文字も同じものだと考えています。この記号を美しく綺麗に書いたものをみても、どのように崩して書いたものをみても、たとえ芸術的に書いたものだと言われるものを見ようが、ガード下の「らくがき」のように思えてしまうのです。

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日本文化の素晴らしさ その13 ~かすれ その1~

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お知らせがあります。今回「建築ジャーナル誌」より「『家づくりのキーワード「建築基準法」』の原稿を依頼され書き終えました。『中国地方の建築家28人とつくるあなたの家』の建築雑誌に掲載されています。一般読者向けに・・・との依頼で建築基準法を別な観点から書いたものです。もちろん当社の作品の紹介もありますので、興味のある方は是非ご購入下さい。

 さて前回の続きです。

みなさん「かすれ」という言葉をご存じだと思います。日常ではあまり頻繁に使つかう言葉ではありませんが、これが実はすごい文化なのです。欧米でも日本同様に「かすれる」は声・文字に付けて、誰でも「かすれ声」「かすれた文字」と使っています。

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